「なんでうちの子はゲームばかりしていて勉強しないの?」
世の中のお母さんが非常によくする質問です。
ゲームを取り上げようとか、将来への目標を持たせようとか、色々対策を考えます。
でも対策を考える前に、この質問に答えましょう。
実は、非常に明確な答えがあるのです。
あるゲーム開発者がこの質問に答えていました。
「お母さんは子供をしかるのに必死になっていませんか?私たちは褒めるのに必死なんです。」
そう、ゲームの中では細かく褒められ、ご褒美がもらえます。
敵を一匹倒すごとにお金がもらえるし、新しい街にたどり着けば新しいアイテムが手に入ります。
戦いを繰り返すと自分が強くなり、長い洞窟をクリアする頃には見違えるようになっています。
最近のスマホゲームでは、なんと一日一回ログインするだけでボーナスが貰えます。
ゲーム開発者は、こうやって手を変え品を変え、プレイヤーを褒めるのに必死なのです。
一方、
「問題を一問解いたんだ!えらい!」
「今日教科書を開いたんだ!すごいね!」
と褒める親はまずいません。
代わりに
「学校の宿題は終わったの?」
「またこんな点数をとって!」
と叱るのに一生懸命。
ゲームと勉強、どちらを好きになるかこれは明らかです。
「なんでうちの子はゲームばかりしていて勉強しないの?」と思ったら
まずは褒めるのに必死になってみませんか。
褒める場合のコツは、ゲームにならって
いちいち褒める
ということです。
机についたら褒める、1問解いたら褒める、1行書いたら褒める、1ページ進んだら褒める。
成績が良かったら褒める、成績がいまいちでも褒める。
最近のゲームでは、ステージクリアできなくても、罰則がある(怒られる)ことはまずありません。
例え成績が良くなくても、それなりにご褒美がもらえることが多いです。
この「いちいち褒める」というコツは、子供が小さいほど、現状勉強ができないほど有効です。中学生高校生ぐらいになったり、ある程度勉強ができるようになってくると
「こんなことでいちいち褒めるなんて、バカにしてるの?」という反応が返ってくるかもしれません。
そのときは、子供の成長を喜びましょう!